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精神医学から見たゴミ屋敷問題

皆さん、ゴミ屋敷に関するニュースを一度はTVや新聞で見かけたことはあるのではないでしょうか?
このゴミ屋敷問題は、対応を迫られている社会問題の1つです。ゴミ屋敷問題の解決へと近づくには、まずはゴミ屋敷の実情を知らなければなりません。そういった社会の動きに伴い、ゴミ屋敷を対象とする研究も増えています。今回はそんな学問の中でも、精神医学から見たゴミ屋敷問題についてお話ししようと思います。

 

・ため込み症
精神医学からゴミ屋敷問題を見たとき、やはりゴミ屋敷の住人は病気や治療の対象と認識されることがあります。
そして、該当するのが「強迫症および関連症群/強迫性障害および関連障害群(Compulsive and Related Disorders)」の中の「ため込み症(Hoarding Disorder)」です。

 

ため込み症とはいわば、モノを捨てられない心の病気です。モノに対して特別な感情を抱きやすい、モノを捨てることに対して強い抵抗感を感じる等の特徴があります。しかし、誰にでもある心理なので、深刻化していても自分で認識しづらく、自分から精神科へと行く人は少ないのが現状です。加えて、原因やメカニズムも分かっていません。

 

いかがでしたか?
もし、周りにため込む傾向が強い人がいたら、深刻化しないように声をかけてあげてください。