福祉学から見たゴミ屋敷問題
2017年8月11日6:00 AM カテゴリー:役立ち情報ブログ
皆さん、ゴミ屋敷に関するニュースを一度はTVや新聞で見かけたことはあるのではないでしょうか?
このゴミ屋敷問題は、対応を迫られている社会問題の1つです。ゴミ屋敷問題の解決へと近づくには、まずはゴミ屋敷の実情を知らなければなりません。そういった社会の動きに伴い、ゴミ屋敷を対象とする研究も増えています。今回はそんな学問の中でも、福祉学から見たゴミ屋敷問題についてお話ししようと思います。
・社会的孤立
福祉学では、ゴミ屋敷問題を社会的な孤立と捉えることが多いです。
ゴミ屋敷の住人は、家族や地域住民との交流が客観的に見ても著しく乏しい状態にあることが特徴といえます。そのため、住人の会話の頻度や困ったときに頼れる人の有無、近所や友人との付き合いの程度によって、ゴミ屋敷に属するかどうかを判断できます。
・「制度の狭間」にある問題
社会的に孤立している住人というのは、当然情報にアクセスする機会が少ないです。となると、自ら助けを求めることができない、あるいはそもそもそういった助けてくれる存在を知らないということが多々あるのです。
また、社会としてゴミ屋敷問題を解決するための十分な仕組みが整っていないのが現状です。そのためゴミ屋敷問題は、「社会の狭間」にある問題といえます。
いかがでしたか?
この記事が、ゴミ屋敷問題を知る一助になれば幸いです。
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