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看護学から見たゴミ屋敷問題

皆さん、ゴミ屋敷に関するニュースを一度はTVや新聞で見かけたことはあるのではないでしょうか?
このゴミ屋敷問題は、対応を迫られている社会問題の1つです。ゴミ屋敷問題の解決へと近づくには、まずはゴミ屋敷の実情を知らなければなりません。そういった社会の動きに伴い、ゴミ屋敷を対象とする研究も増えています。今回はそんな学問の中でも、看護学から見たゴミ屋敷問題についてお話ししようと思います。

 

・セルフ・ネグレクト
「セルフ・ネグレクト」という言葉を聞いたことはありますか?
セルフ・ネグレクトとは、自己放任と呼ばれるもので、いわば自身への関心を失う、自分自身がどうでもよくなるといったものです。自身への関心がなくなると、何事へもやる気が起きなくなり、日常生活に支障が出てきます。このようにして、人間としての欲求がなくなっていき、社会から疎外されてしまうのです。

 

看護学では、ゴミ屋敷問題をセルフ・ネグレクトの一つのパターンとして捉えます。例えば、妻が居なくなった後の一人暮らしになったが、家事ができず生活が破綻しゴミ屋敷になるというパターンはまさにセルフ・ネグレクトです。

 

いかがでしたか?
何かの理由で本来行うべき行為を行えなくなった人が、結果としてゴミ屋敷の原因になってしまうこともあるのです。